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竹菱康博

一般社団法人副業創業支援協会代表理事。株式会社クワトロ会長。

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足し算と掛け算 3

会社組織においても同じ事が言える。

組織でまたはグループで

何か一つの事をやり遂げようとしている時に

一人でもマイナス人間がいるとその組織・グループは必ず崩壊する。

最近の大型企業倒産なんかは

典型的な例である。歴史があり

巨大な組織であればあるほど

一つのマイナス(金融不安・消費低迷・人事効率の悪化など)で引き金が引かれると

あとはマイナスの足し算で再起不能に陥る。

その結果個人レベルにも影響が及んで

個人もマイナスになっていく。

それに対する対策はあるのか?答えはYES…である。

ただしかなり勇気が要る。

組織においては

マイナスらしき人材を排除することに尽きる。

しかし日本の風土にはなかなかなじまない。

ところが本当のマイナス人間を排除する姿勢が

他のマイナス人間をプラスに変えうる可能性が出てくる。

もっと言えば組織においては

マイナスどころかプラマイゼロの人間も必要なくなる。

ゼロを掛ければどんなに大きな数字も

全てゼロになるからだ。

竹菱康博

足し算と掛け算 2

自分自信が努力をしてプラスになっているときに

マイナスの要素(仕事・人間関係など)が近寄ると

それは掛け算で作用する。

プラスの数字にマイナスを掛けると

小学生でも答えが出る。

大きなマイナスになる。

そこから這い上がるには

積み重ねしかない。

つまり大きなマイナスを背負って積み重ねて

プラスにしようにも(あくまでも積み重ねは足し算)不可能に近いくらい

気の遠くなる努力が必要となる。

読者の皆さんの中には、

「それならばもう一つマイナスを掛ければプラスになるよ。」

とおっしゃる方もいると思いますが

残念ながら人生における算数はそんなに甘くはない。

一回マイナスが掛かると

次のマイナスは足し算になっていく。

マイナス足すマイナスは

マイナスが増えるだけだ。

だからこそマイナスには、近寄らないことである。

竹菱康博

足し算と掛け算 1

よく人は

足し算で仕事とか人生を考える癖がある。

人生の諸先輩は

「仕事も人生もすべて努力の積み重ねだ!」とよく言われている。

しかし本当にそうだろうか?

確かに積み重ねには違いないことも多いが

実際には積み重ねだけでは割り切れないことの方が現代社会では多い気がする。

もし積み重ねだけならば

マイナスの数字はないはずだ。

足し算で積み重ねていって

マイナスの要素が発生してもそれ以上にプラスを重ねていれば

マイナスにはならない。

またマイナスになってもそれぐらいの

マイナスはすぐプラスになるはずだ。

しかし実際はなかなかプラスにはならない。

それどころか下手をすると

ずっとマイナスを引きずる。つまり掛け算なのだ。

竹菱康博

タンスの引出し 4

それが段取りや

仕事のスピードに

結びつき名人芸とよばれる。

名人の技と道具は

表裏一体である。

この話からぜひ感じて欲しい事は

人間にもモノにも

逃げ道

つまり遊びがいるということだ。

仕事でも

対人関係でも

相手の逃げ道を完全になくしてしまうと

ものごとは決してスムーズに運ばない。

車のハンドルの遊びもそうだし

レールの継ぎ目もそうだ。

電化製品のアースもそうだ。

会社の会議なんかで

相手を完膚なきまでに叩きのめして

自己満足に陥っている

管理職なぞは

「窮鼠猫を噛む」ですよ。

ただし

逃げ道が多すぎたり

遊びが多すぎたりすると

あなたの引出しはガタガタになりますが。

竹菱康博

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